最近、AdSense の管理画面がリニューアルしました。
というか、厳密には「しつつあります」ですかね。
変わったり戻ったりを繰り返してるので、どの時点で変わったか分かりづらいんですが。
もうそろそろ安定期(?)に入ったんじゃないかと思われます。
使い勝手も大きく変わっているので、最初のうちはかなり違和感がありますが、慣れてくるとこちらの方が使いやすいような気がします。
まぁ、チャネル別の金額を日々追ってるくらいなんですけどね。
さて、そんな新 AdSense ですが、リニューアルにあたって追加された項目もいくつかあります。
その中でも目を引く&見慣れないのが「カバレッジ」。
「パフォーマンスの概要」の中に平然と居座っているので、しばらくは「以前からあったけど僕が知らないだけ」だと本気で思ってました。
でも、間違いなく今回新たに加わった項目です。
「カバレッジ」とは。
公式ヘルプには、以下のように記述されています。
カバレッジは、広告をリクエストした広告ユニットやクエリに対して実際にサイトに広告が掲載された回数の割合です。一般的にカバレッジは、AdSense で関連性の高い広告が掲載されないサイトを特定するのに役立ちます。
サイトのカバレッジが低く、収益に結びつかない公共サービス広告や代替広告が表示される場合は、いくつかの原因が考えられます。カバレッジを最大限に高めるには、カバレッジが低い原因を確認されることをおすすめします。
AdSense では、コンテンツの内容と関連性の高い広告を自動的に掲載します。
しかし、何らかの理由で掲載できる広告がなかったときは公共広告や代替広告が掲載され、その場合は収益には結び付きません。
カバレッジとは、要するに「収益に結び付く広告が掲載された割合」ということです。
ちなみに、「クエリ」が広告全体の掲載(要求?)回数なので、これが分母にあたる訳ですね。
つまり、「カバレッジ=収益に結び付く広告掲載回数/クエリ」という計算式が成り立ちます(実際にはもっと複雑なのかも知れませんが)。
「PV が多い割に収益が低いなぁ……」なんて思っていたコンテンツに掲載されていた広告が、実は公共広告ばかりだった……なんてことも、カバレッジによって分かるようになるんでしょうかね。
そういう意味では、かなり有益な情報源になりそうな気がします。
カバレッジが低い場合。
公共広告が掲載される理由として、公式ヘルプでは以下の内容をトラブルシューティングとして挙げています。
カバレッジが低いコンテンツがあった場合、参考にしてみてください。
- Google のシステムがまだウェブサイト全体をクロールしていない。
- ページにデリケートなトピックに関するコンテンツが含まれている。
- アカウントが承認されていないか審査中である。
- robots.txt
除外ファイルを使用してウェブサイトへのアクセスを制限している。 - ウェブサイトの URL でセッション ID を使用している。
- ウェブサイトでフレームを使用している。
- 広告ユニットがイメージ広告とリッチメディア広告のみを表示するように設定されている。
- ウェブページに十分な量のコンテンツが掲載されていない。
- Google のプログラム ポリシーに準拠していないコンテンツがウェブサイトに掲載されている。
- AdSense コードが IFRAME 内に挿入されている。
- ウェブページへのアクセスにログイン情報やパスワードが必要である。
- 広告ブロックの対象となる広告主の URL が多すぎる。
- ウェブサイトの多くのコンテンツが、サポートされていない言語で作成されている。
- 広告コードが変更されている。
- ページに Refresh タグが含まれている。
リンクユニットについて
カスタムチャネルごとのカバレッジを見たところ、リンクユニットが極端に低い数値(0 〜数 %)になっていました。
これはいくらなんでもおかしいので、それについても調べてみたところ、以下のような記述がある記事を発見。
リンクユニットについては1つしか使っておらずデータが少ないのであくまで想像なのですが、リンクユニットが表示された回数に対して、リンクユニットがクリックされて広告のページが実際に表示された割合を表しているのではと思います。その為、かなり低い数値が表示されていました。
(Adsense管理画面の新しい指標であるカバレッジの使い方 - buzzword update)
なるほど。
つまり、コンテンツ(ページ)にリンクユニットが表示されただけでなく、それがクリックされて広告を表示して初めて、カバレッジとしてカウントされる、と。
そう言われればそんな気がします(クリックされたチャネルだけ数値が上がってるような感じ)。
公式ヘルプでは見付からなかったので、真偽のほどは分かりませんが……。
このあたりは、もうちょっと様子見ですかね。