「外国に行って日本の良さを改めて感じた」「外国人に日本のことを訊かれて初めて、自国のことをよく知らないことを知った」なんて話がよくありますが、それはたぶん仕事でも同じなんだろうなぁ、というようなことを最近よく思います。
つまり、自分が属する業界や社会から出て、客観的に自分が普段過ごしている世界を見ることで色んな発見や気付きがあるんじゃないかなぁ、と。
で、僕は「Web 業界」と一般的には呼ばれる世界に属しているワケですが、そこでどうしても「Web 業界って何?」という疑問にぶつかってしまいます。
そもそもの話として「Web 業界ってあるの?」とも。
ってことになってくると、今現在の立ち位置すらアヤしくなってくるワケで。
困ったもんですねー。
「どんな仕事をしてるんですか?」という質問には「Web サイトを作ったりしてます」と答えるようにしていますが、それは果たして「Web 業界」の仕事なのかどうか。
あるいは、「Web 業界」だけに限らず、「業界」という言葉で括れるような仕事なのかどうか。
大袈裟に言えば「アイデンティティ」と表現できるかも知れませんね。
「Web サイトを作ったりする仕事」はどこに属しているのか。
そして、その「外側」はどこにあるのか……。
考えれば考えるほどドツボにハマっていきそうな気がしますw。
「クライアント目線」や「ユーザー目線」とは、ちょっと違いますし。
意外と難しい問題なんですよね。
「客観的」って何なんでしょう。
まぁ正直、分からないままでもどうということはない、些末なことではあるんですが。
ただ、放ったらかしにしておくのも気持ち悪いというか、モヤモヤするというか。
いずれ何らかの答えが出たら良いなぁ、と他人事のように思っています。